ホーム >  BBクリームコラム一覧 > 知識 > 日焼け止めを塗らない(塗れない)のは良くない?塗らない派の理由や紫外線対策|BBクリームの桜花媛


日焼け止めを塗らない(塗れない)のは良くない?塗らない派の理由や紫外線対策|BBクリームの桜花媛


日焼け止めを塗らない(塗れない)のは良くない?塗らない派の理由や紫外線対策|BBクリームの桜花媛


春先になると、ドラッグストアなどの店頭に日焼け止め商品が並ぶようになります。紫外線を浴びることによって肌にシワやシミなどのダメージが起こることがよく知られるようになり、外出するときは必ず日焼け止めを塗る、という方も多いでしょう。

一方で、「日焼け止めを塗ったほうがいいのはわかっているけど、塗らない(塗れない)」という方が少なくないことも事実です。

ここでは、日焼け止めを塗らないのは良くないのか、塗らないことで考えられるデメリット、日焼け止めを塗らなくてもできる紫外線対策について解説します。


日焼け止めを塗らない(塗れない)理由



さまざまな理由で日焼け止めを塗らない人もいる

紫外線対策をしたほうがいいことは知っていても、日焼け止めを塗らない人も少なくありません。日焼け止めを塗らない理由には、以下のようなものがあります。

  • 日焼け止め特有の匂いやキシキシ感が苦手
  • 日焼け止めを塗ると肌が乾燥する・荒れる
  • 日焼け止めを塗るのが面倒くさい
  • クレンジングをするのが面倒くさい
  • 首や腕に塗った日焼け止めが洋服に付くのがイヤ
  • そもそも日焼けをあまり気にしていない

日焼け止めを塗らないことで起こるデメリットは?

紫外線が肌に与える悪い影響として
  • シミをつくる
  • シワをつくる
  • 体質によっては少しの紫外線でも皮膚が赤くなりヒリヒリしてしまう
などが考えられます。

一方で、日焼け止めを塗らない場合は、日焼け止めを買わなくていいのでコスト面でのメリットがあります。また、日焼け止め特有の匂いやキシキシ感が苦手という人にとっては、日焼け止めを塗らないほうが快適に過ごせるかもしれません。



紫外線と日焼け止めの基礎知識





日焼け止めを塗ったほうがいいのか、塗らなくてもいいのかについてより深く考えるために、紫外線と日焼け止めについて基本的な知識をおさらいしておきましょう。

◇紫外線が肌に与えるダメージ

紫外線は、光老化をもたらします。光老化とは、長年太陽光線を浴びることで起こるシミやシワなどの皮膚の老化症状のことです。
皮膚が紫外線を浴びると、メラニンという黒色色素を生成します。このメラニンは、皮膚を守るための反応で、通常はターンオーバーとともに体外に排出されます。
しかし、長年の紫外線ダメージの蓄積によりメラニンが過剰に作られターンオーバーによる排出が間に合わなくなるとシミとして現れてくるのです。

また、紫外線は真皮(皮膚組織のひとつで表皮の下にある組織)にも影響を与えます。真皮にある、肌のハリや弾力などを司るタンパク質のエラスチンやコラーゲンが紫外線の影響を受けて減少することにより、ハリや弾力を保てなくなり、シワやたるみの原因となります。

◇日焼け止めが紫外線ダメージを防ぐしくみ

こういった紫外線のダメージから皮膚を守るのが日焼け止めです。日焼け止めには紫外線散乱剤を含むものと紫外線吸収剤を含むものがあり、それぞれ紫外線ダメージを防ぐしくみが異なります。
※商品によっては紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の両方を配合しているものもあります

  • 紫外線散乱剤
  • 酸化チタン・酸化亜鉛などの粒子が紫外線を反射・散乱させて紫外線ダメージを防ぎます。
  • 紫外線吸収剤
  • 紫外線を吸収し、熱などのエネルギーに変換して紫外線ダメージを防ぎます。紫外線吸収剤として代表的なものはメトキシケイヒ酸エチルヘキシル、メトキシケイヒ酸オクチルなどです。


◇日焼け止めに表示されているSPF,PAとは?

日焼け止め製品には「PSF30」や「PA+++」などの表記がされています。これは紫外線を防御する機能がどれくらいあるのかを示す数値です。
紫外線には種類があり、そのうち肌にダメージを与える紫外線はUVAUVBです。それぞれの特徴については割愛しますが、どちらも光老化の原因となる紫外線です。

SPFはUVBから、PAはUVAから皮膚を守る効果の目安を示しています。
SPFに続く数字が大きいほどUVAの防止効果が高く、PAのあとに続く+の数が多いほどUVAの防御効果が高いことを示しています。
国内で表示できる最高値はSPFなら50+、PAならPA++++です。

日焼け止め製品を選ぶ場合は、SPFとPAの値が参考になりますが、数値が高ければ高いほど良いというわけではありません。日焼け止めの選び方については以下の記事も参考にしてみてください。

日焼け止めは肌に悪いって本当?理由や肌に負担をかけない日焼け止めの選び方を紹介!



日焼け止めの正しい使い方





日焼け止めはただ塗ればいいというものではなく、期待した紫外線防止効果を得るためには以下の点に気をつけましょう。

◇適正な使用量を守る

商品に記載の日焼け止め効果は1cm²あたり2mgを塗ったときの日焼け止め効果を表しています。これがどれくらいの量かというと、顔であればクリームタイプの日焼け止めならパール粒2粒分くらい、ローションタイプの日焼け止めなら1円玉2枚分くらいです。
実際に塗ってみるとわかりますが、この量を顔に塗るとなじませるのが大変で、商品によっては白浮きしてしまいます。

◇日焼け止めは外出の30分前までに

外出の直前ではなく、出かける30分ほど前には塗り終えるようにするとよいと言われています。しかし急な外出など、必ずしも30分前に塗り終えられるかは難しいこともあるでしょう。

◇2~3時間おきに塗り直す

日焼け止めは2~3時間おきに塗り直したほうがよいと言われています。ですが、外出先では塗り直す時間がなかなか確保できなかったり、メイクをしている場合は上から塗り直すことが難しいです。

日焼け止めはただ塗るだけでは不十分で、紫外線として取り入れるのであれば正しく使う必要がありそうです。しかし、「面倒だな」と感じる方も多いかもしれません。適正量を、外出前30分前までに塗り、2~3時間ごとに塗り直すのはカンタンではありません。そのようなこともあって日焼け止めを塗らない選択をする人も多いのでしょう。

ですが、もし紫外線による光老化を少しでも防ぎたいと思ったら、今からでも日焼け止めを取り入れてみてください。仮に上記のような「正しい使い方」のとおりに使えなくても、塗らないよりは塗ったほうがよいことは確かです。



日焼け止めの不快感を軽減する方法





日焼け止めを使ったほうがいいことはわかったけれど、不快感が気になって使えない、とか、面倒で使っていないという方は、日焼け止め製品に対するイメージが過去のままになっているかもしれません。
日焼け止めは年々進化していて、ひと昔前の日焼け止め特有の不快感を軽減した製品もたくさん出回っています。また、スキンケア感覚で使えるものもあり、「面倒だけど仕方なく塗る」ものから「気持ちがいいから塗る」というものに変わりつつあります。

◇自分の肌に合った日焼け止めを見つける

日焼け止めは各メーカーの研究開発が進み、ひと昔前のようなキシキシ感や乾燥、特有の匂いが気にならずに使えるものもあります。ドラッグストアやバラエティショップの店頭 で試せるものもありますので、ぜひご自身の肌に合った日焼け止めを見つけてみてください。
通販の場合は購入前に試すことができないため、購入をためらいがちですが、サンプルを用意しているメーカーもあります。問い合わせフォームから問い合わせてみましょう。

桜花媛ではBBクリームを気軽にお試しできるサンプルをご用意しております。BBクリームは日焼け止め・下地・ファンデーションの機能が1本になったメイクアイテムで、紫外線対策としても、ファンデーションとしてもおすすめのアイテムです。気になった方はぜひ以下のページからお申込みください。

桜花媛ナチュラルBBクリームのお試しサンプルを申し込む

◇洋服についても目立ちにくい日焼け止めを選ぶ

腕や首などに塗った日焼け止めが洋服に付くのが嫌で日焼け止めを塗らない方もいらっしゃるでしょう。日焼け止めが洋服について白っぽくなるのは主に紫外線散乱剤が原因です。黒やネイビーなど濃色の服を着るときは紫外線散乱剤が含まれていない日焼け止めを選ぶとよいでしょう。また、日焼け止めを塗ってすぐは洋服に付きやすいので、日焼け止めを塗ってから15分ほどおいて、肌にしっかりなじんでから服を着るようにしましょう。

また、日焼け止めが洋服に付いてしまったときは、その日のうちに濃縮衣類洗剤を汚れ部分にしみこませて2-3時間放置し、その後ふつうに洗濯すればほぼ気にならなくなります。このとき塩素系漂白剤は使わないようにしましょう。日焼け止めと漂白剤が反応してピンク色に変色してしまう可能性があります。


◇日傘・帽子などでブロックすることも有効

日焼け止めを塗らない(塗れない)ときは、日傘や帽子、アームカバーなどで物理的に紫外線をブロックするようにしましょう。もちろん、日焼け止めを塗る日でも日傘や帽子は紫外線対策に有効なのでおすすめです。




[あわせて読みたい記事]

>> 肌の保湿をするとニキビが出来る原因と対処法とは?
>> マスクの着用で毛穴が開く?!原因やお手入れの正しい方法・NG方法を徹底解説


この記事を書いた人 -WRITER-

アスリジエLAB

アスリジエLAB.編集部

桜花媛が運営するアスリジエLAB(ラボ)の編集員で構成。メイクやスキンケアのヒントをお届けしています。アスリジエの名前は「明日のわたしがもっと花開く」という願いを込めて、日本語の「あす」とフランス語の「スリジエ(桜)」から生まれました。
Twitter@sakuraprincesss
Instagram@sakuraprincess_jp