マスクの着用で毛穴が開く?!原因やお手入れの正しい方法・NG方法を徹底解説 |BBクリームの桜花媛
マスクを着用するのが当たり前になっている現在、お肌のかゆみや肌荒れ、毛穴が目立つなどのトラブルを抱えている方も多いのではないでしょうか。
日常的にマスクを着用しているとお肌に負担をかけることになるため、肌トラブルが起こりやすいといわれています。
そこで今回は、マスクがお肌に与える影響をはじめ、毛穴が開く原因とその対策方法、毛穴ケアに効果的な方法や毛穴を悪化させるNG行動について、詳しく解説していきます。
マスクがお肌に与える影響とは?
日々マスクを着用することで、お肌にどのような影響を与えるのでしょうか。
◇マスクによる蒸れで雑菌が繁殖しやすい
マスクを着用していると、「マスクのなかが蒸れる」という経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか。これは自分が吐き出す息でマスクのなかが高温多湿になり、汗が蒸発しにくい状態になってしまうことで起こります。
しかも、高温多湿の「蒸れた状態」のマスクのなかは、皮脂が増え、雑菌が繁殖しやすい状態でもあるため、繁殖した雑菌によりニキビなどができやすくなってしまいます。
このようにマスクのなかの蒸れが原因でできたニキビのことを、最近では「マスク(mask)」と、ニキビを意味する「アクネ(acne)」を組み合わせた、「マスクネ(maskne、mascne)」という造語で呼ばれることもあります。
◇マスクによる摩擦
水分補給や食事をする際にマスクを着脱したり、会話の途中でマスクのズレを直したりすることも多いでしょう。このような行動もお肌に刺激を与える原因となってしまいます。
それどころか、マスクを着用して話しているときですら、お肌とマスクがこすれてお肌に刺激を与えてしまうのです。こうしたマスクによる摩擦でお肌が刺激を受けると、本来お肌が持っているバリア機能が低下し、より刺激を感じやすくなってしまいます。
最近お肌が赤くなりやすい、かぶれやすいなどの症状が気になる方や、ニキビができやすくなったと感じる方は、マスクをつけている際の摩擦が影響しているかもしれません。
◇肌が乾燥してしまう
マスクを外すと蒸れが解消されてスッキリするのですが、これがお肌に悪い影響を与えます。
というのも、マスクのなかに籠もっていた湿気が急激に蒸発する際に、お肌の内部にある水分も一緒に蒸発してしまうため、水分が失われたお肌は乾燥してしまうのです。
マスク生活が長くなるにつれお肌がカサつくようになった方や、ごわつきが気になるようになった方は、水分不足でお肌が乾燥していることも考えられます。
【マスク生活】毛穴が開く原因とは?
すでに説明したとおり、マスクの着用はお肌にさまざまな影響を与えるのですが、蒸れや摩擦、乾燥だけではなく、「毛穴が開く」という悩みを抱えている方も多いようです。
では、毎日マスクをすることで毛穴が開いてしまう原因はどこにあるのでしょうか。
◇皮脂の過剰分泌によるもの
もともと皮脂の分泌量は20代前半でピークになり、それ以降は50代に向かって減少していくのですが、気温の変化や食生活の偏りによっては過剰に分泌されてしまうことがあります。
本来は汗と混ざり合うことで皮脂膜になり、お肌の乾燥を防ぐ役割のある皮脂ですが、過剰に分泌されることによってニキビなどの原因にもなってしまいます。
マスクをつけることで汗や皮脂の分泌が活発になるため、過剰に分泌された皮脂が毛穴を押し広げる原因になっているといわれています。
◇加齢によって皮膚がたるむため
毛穴は本来丸い形をしているのですが、お肌がたるむと頬の毛穴が縦に伸びて目立つようになります。
加齢によってお肌がたるむ場合、お肌の潤いを保つヒアルロン酸やセラミドをはじめ、お肌の弾力やハリを保つエラスチンやコラーゲンなどが減少していることが原因となります。
さらに、そのまま放置していると縦に伸びた毛穴がつながり、しずくのような形になる「帯状毛穴」という状態になってしまい、セルフケアでの改善が難しくなります。
◇汚れが蓄積するため
本来クリームに近い状態の皮脂は、乾燥やホコリなどの敵からお肌を保護する役割を持っています。
しかし、大気中のホコリや雑菌、しっかり落とせなかったファンデーションなどが皮脂と混ざり合って毛穴に詰まると、皮脂の出口である毛穴が押し広げられるため、結果として毛穴が開いてしまいます。
特に皮脂が過剰に分泌されている方は、それだけで毛穴が開きやすくなっているため、汚れが蓄積するとさらに毛穴が開いて目立つようになります。
マスクによる毛穴開き対策方法はこれ!
ここでは、マスクをつけることで起こる毛穴開きの対策方法を3つ紹介します。
◇こまめに汗を拭くよう心がける
マスクのなかは自分が吐き出す息で高温多湿になってしまうため、汗をかきやすいスチームサウナのような状態になっています。
さらに、この状態では汗がたくさんでるだけではなく、毛穴が開いて皮脂も過剰に分泌されてしまうため、そのまま放置すると皮脂が毛穴に詰まって、ますます毛穴が開いてしまうのです。
これを防ぐため、こまめに汗を拭き、高温多湿の状態にならないように注意しましょう。
また、こまめに汗を拭くことで、マスクを外した際に起こる急激な水分の蒸発を防げるため、お肌の乾燥予防にも効果的です。
◇自分の顔のサイズにあったマスクをつける
マスクがズレやすいという方は、摩擦によるお肌への負担が大きくなりやすいため、お顔のサイズに合ったマスクを着用しましょう。
摩擦による刺激は本来お肌が持っているバリア機能を低下させるため、お肌の水分が蒸発して乾燥しやすくなり、肌トラブルの原因になります。
マスクには普通サイズや小さめサイズなど、いろいろなサイズがあります。ぜひ、ご自分のお顔に合ったサイズのマスクを選んでください。
◇保湿して乾燥対策を
マスクを外す際は汗などの湿気とともにお肌の水分も蒸発するため、マスク生活をしているとどうしてもお肌は乾燥しやすくなります。
しかも、乾燥したままケアを怠ると、前述したとおりお肌のバリア機能が低下して肌荒れの原因になってしまいます。「マスクで隠れるから大丈夫」と油断せず、保湿成分配合の化粧水と乳液、クリームなどを使用し、水分と油分のバランスが取れた保湿ケアをしっかりと行ないましょう。
マスクのこすれが気になる部分には、クリームを塗り、お肌を保護してあげるのがおすすめです。
毛穴ケアに効果的なお手入れ方法
ここでは、毛穴ケアに効果的なお手入れ方法を4つ紹介します。
◇クレンジングでメイクをしっかりオフする
毛穴ケアで大切なことは、お肌に汚れを残さないことです。そのためには一日の終わりにきちんとメイクを落とし、皮脂やホコリなどの汚れも洗い落としましょう。
メイクをしたまま寝てしまうと皮脂や汚れが混ざり合って毛穴に蓄積してしまうため、どんなに疲れていてもメイクをしたまま寝てしまうことのないように注意してください。
マスク生活でお肌が過敏になっているときは、摩擦が負担になる拭き取りタイプのクレンジングは避けて、刺激の少ないミルククレンジングを選ぶとよいでしょう。
ミルククレンジングではアイメイクなどの落とし残しが気になるという方には、ポイントメイク専用のリムーバーを併用することをおすすめします。
◇丁寧に洗顔をする
毛穴ケアには丁寧に洗顔をすることも大切です。洗顔をする際には、3つのポイントを押さえておきましょう。
まずは、たっぷりの泡を作って洗顔をすることです。洗顔フォームや石けんを、濡らした手の上でしっかり泡立てましょう。泡立てネットを使うと簡単に弾力のある泡を作れるのでおすすめです。
次に、たっぷりの泡で優しく、丁寧に洗います。ゴシゴシと強くこすっても毛穴汚れは落ちないうえ、摩擦でお肌を傷めてしまいます。お肌に手が触れないように気をつけながら、「泡で洗う」ことを意識するとよいでしょう。
最後はすすぎです。洗顔に時間をかけすぎるとお肌が乾燥する原因になってしまうため手早く丁寧に洗い、人肌くらいのぬるま湯ですすぎをしましょう。熱いお湯ですすぐとお肌に必要な皮脂まで落としてしまうため、お湯の温度にも注意が必要です。
洗顔時のぬるま湯の最適温度は『30~32℃』
乾燥を防ぐ正しい洗顔方法についてはこちらをチェック
◇洗顔後は保湿を忘れずに
洗顔後のお肌は毛穴が開いた状態になっているため、すぐに化粧水で引き締め、潤いを逃さないように乳液やクリームを使ってフタをします。
ベタつきが気になるからと乳液やクリームを使わずにいると、油分が不足して十分な保湿ケアができません。基本的には化粧水→美容液→乳液→クリームの順でスキンケアを行ないましょう。
◇スキンケアだけでなくライフスタイルの見直しも
毛穴開きを防ぐには、スキンケアだけではなくライフスタイルを見直すことも大切です。肌荒れの原因にもなる不規則な生活から規則正しい生活にするために、起床時間と就寝時間を決めるのもおすすめです。
また、無理なダイエットなどでホルモンバランスを崩すとお肌の状態が不安定になり、毛穴が開く原因になってしまうこともあります。
バランスの良い食事や適度な運動もホルモンバランスを整えるために効果的なので、ライフスタイルを見直して規則正しい生活ができるように心がけましょう。
毛穴を悪化させるNG行動
最後に、毛穴開きを悪化させてしまう、NGなお手入れ方法について説明します。
◇角栓を自分で取り除く
鼻や頬にできた角栓が気になり、爪やピンセットを使って取り除いてしまう方もいるかもしれません。ついついやってしまうこの行動は、お肌を傷つけてバリア機能を低下させる原因になってしまいます。
お肌のバリア機能が低下すると、お肌の内部にある水分を蒸発させないように皮脂が過剰に分泌されるため、毛穴が詰まって広がりやすくなります。
さらに、傷ついたところから菌が入り込むとニキビや炎症の原因にもなるため、注意が必要です。
◇はがすタイプのパックでケアする
角栓が取れるということで話題になった、吸着力の強い、はがすタイプのパックがあります。しかし、これを使うとお肌が刺激を受けるためターンオーバーが乱れ、肌荒れの原因になります。
しかも、健康なお肌のために必要な角層まではがしてしまう恐れもあるため、お肌の表面を守るものがなくなってしまいます。
吸着力が強いほどお肌にかかる負担も大きくなり、かえって毛穴開きを悪化させてしまう可能性もあるので、はがすタイプのパックでケアをするのは控えましょう。
◇洗顔のしすぎ
メイクやお肌の汚れを落とすために必要な洗顔も、角栓を除去しようと顔をゴシゴシ洗ってしまうと、毛穴開きを悪化させてしまうことがあります。
特にスクラブ入りの洗顔料などでの毛穴ケアは、お肌に負担をかけてしまうためおすすめできません。
摩擦によるお肌への刺激を減らすことも、毛穴ケアをするうえで大切なことです。洗顔はもちろん、クレンジングなどもお肌をこすらないように、優しく丁寧に行なってください。
また、洗顔の回数が多いとお肌のために必要な皮脂まで洗い落としてしまうため、過度な洗顔はやめましょう。
まとめ
マスク生活が続くことで気になることも多い、毛穴開きの原因や対策方法、毛穴ケアに効果的なお手入れ方法などを紹介してきました。
マスクを着けることで、マスクのなかが高温多湿状態となり、毛穴開きが発生しやすくなります。マスクをつける際には、こまめに汗を拭いたり、自分に合ったサイズのマスクを選んだりして、少しでも毛穴開きを防ぐことが大切です。
また、毛穴開きを防ぐためには、日頃からのスキンケアも重要です。クレンジングでメイクをしっかり落とすことをはじめ、丁寧な洗顔を心がける、しっかり保湿をするなどをして、毛穴開き対策をしましょう。
なお、メイクをすると毛穴が目立ってしまうとお悩みの方には、カバー力の高いBBクリーム「桜花媛ナチュラルBBクリーム」がおすすめです。気になる毛穴をしっかりカバーしてくれるのはもちろん、「桜花媛」1本でベースメイクが完成します。
BBクリームを使ったことのない方や、今使っているBBクリームに満足できない方は、ぜひ一度お試しください。
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この記事を書いた人 -WRITER-
アスリジエLAB.編集部
桜花媛が運営するアスリジエLAB(ラボ)の編集員で構成。メイクやスキンケアのヒントをお届けしています。アスリジエの名前は「明日のわたしがもっと花開く」という願いを込めて、日本語の「あす」とフランス語の「スリジエ(桜)」から生まれました。
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