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粉吹き知らずの肌に!ベースメイクとスキンケアの乾燥対策のコツ|BBクリームの桜花媛


粉吹き知らずの肌に!ベースメイクとスキンケアの乾燥対策のコツ|BBクリームの桜花媛


「せっかくきれいにメイクをしても、時間が経つにつれ粉を吹いたようにカサカサになってしまう」という経験をした方も、多いのではないでしょうか。肌の表面が乾燥して、白く粉を吹いたように見える状態を「粉吹き肌」といいますが、この症状は冬特有のことかと思われがちですが、近年では季節に関係なく粉吹き肌になりやすいといわれています。

見た目が気になる、化粧ノリが悪いなど、粉吹き肌の悩みはさまざまですが、粉吹き知らずの肌になりたいという思いは同じだと思います。

そこで今回は、ベースメイクのあとに粉吹きが起こる理由をはじめ、ベースメイクやスキンケアの乾燥対策、化粧直しのコツなどを解説します。



ベースメイク後の粉吹きが起こる理由



丁寧にベースメイクをしても、少し時間が経つと粉吹き肌になってしまうのは、なぜでしょうか。まずは、粉吹きが起こる理由について紹介します。

◇スキンケアが不十分なことからくる乾燥


肌表面が白く粉を吹いたように見える粉吹き肌になってしまうのは、スキンケアが十分にできていないために、肌が乾燥しているからです。乾燥した肌は角層細胞の一つひとつが剥がれやすくなるので、ひっかいたり衣類とこすれたりするだけでも粉状になってしまいます。肌が乾燥すると粉が吹く原因になるだけではなく、化粧ノリも悪くなるので、スキンケアをする際はしっかりと保湿をしましょう。

また、間違った洗顔方法が乾燥を招き、粉吹きの原因となることもあります。洗顔の際に熱いお湯を使ったり、肌をゴシゴシこすったりすることで、角層が傷ついて剥がれやすくなったり、乾燥が進んだりするので注意が必要です。

◇肌のターンオーバーの乱れ


肌にはターンオーバーという、皮膚組織に備わった表皮の代謝機能があります。古くなった角層細胞は自然に剥がれ落ち、新しい角層細胞に入れ替えるターンオーバーにより、バリア機能を維持しているのが健康な肌です。

ただ、若い頃のターンオーバーは約4週間周期で行なわれますが、年齢を重ねると周期が長くなり、古い角層細胞が肌の表面に蓄積しやすくなります。この蓄積した古い角層細胞によって、粉を吹きやすくなるのです。

なお、ターンオーバーは加齢のほか、血行不良や睡眠不足、栄養バランスの偏りなどによっても乱れやすくなるので、生活習慣や食生活を見直すことも大切です。

◇紫外線による刺激


紫外線による刺激を受けた肌は防御機能が働き、「角質肥厚(かくしつひこう)」を起こすことがあります。角質肥厚とは角層を厚く積み上げた状態で、肌が乾燥しやすくなるため、粉吹きの原因にもなります。ほかにも、目や頬をこするなどの摩擦も肌に刺激を与えるので、同じように角質肥厚による乾燥と粉吹きを起こしやすくなります。

紫外線による刺激を防ぐには、しっかりとUVケアをすることが大切です。年間を通して日焼け止めを塗ったり、日差しの強い時期の外出では日傘や帽子を活用して紫外線を防ぐようにしましょう。

◇エアコンから受ける乾燥


ベースメイク後の肌が粉を吹くのは、空気が乾燥している冬だけのことと思うかもしれません。しかし、冷房や暖房を使えば室内の空気が乾燥するので、季節を問わず粉吹き肌になる可能性はあります。特に現在の建物は気密性が高いため、夏の冷房や冬の暖房に長時間あたっていると、自分では気付かないうちに肌の水分が奪われてしまうので、注意が必要です。

ベースメイク後の粉吹きは、肌の乾燥や紫外線の影響、ターンオーバーの乱れなどが原因となって起こるので、保湿ケアやUVケアなどのスキンケアをしっかりとして防ぎましょう。



粉吹きを起こさないようにするスキンケア対策とは



ベースメイク後の粉吹きを防ぐには、どのようなスキンケア対策をすれば良いのでしょうか。ここでは、スキンケアに関する2つの見直しポイントと、乾燥を防ぐ2つのスキンケア対策を紹介します。

◇洗顔とスキンケアのタイミングの見直し


洗顔の際に、「肌をゴシゴシと強めにこする」「洗顔料を十分に泡立てず直接肌につける」「熱すぎるお湯で洗う」ということを繰り返していると、角層を傷つけてしまいます。傷ついた角層は剥がれやすく、水分が蒸発しやすいため、肌が乾燥しやすくなってしまうのです。

洗顔で角層を傷つけないように、洗顔料をたっぷりと泡立てて優しく洗い、ぬるま湯で十分にすすぎましょう。洗顔に最適なぬるま湯の温度は30~32度くらいといわれていますが、オイリー肌なら34~35度くらいでもよいでしょう。乾燥肌なら28度混合肌なら28~32度が最適だといわれています。

なお、30度のぬるま湯とは、手を入れたときに温かくはなく、少し冷たいと感じるくらいが目安です。32度のぬるま湯は、手で触れたときは熱くも冷たくもないけれど、顔につけると少しひんやりします。実際に最適な温度のぬるま湯を触ってみると、思っていたよりも冷たい・ぬるいなどと感じる方が多いかもしれません。

また、洗顔後や入浴後の肌は水分が奪われやすいので、時間を置かず、すぐに保湿ケアをしましょう。特に気温が低い季節や、暖房や冷房をよく使う室内環境は肌が乾燥しやすくなりますので、高保湿のアイテムを使うなど、いつもより念入りな保湿を意識してスキンケアをしましょう。

◇クレンジングの見直し


ベースメイク後に粉吹きが起こるというときは、肌の乾燥状態もピークになっていると考えられます。そのため、保湿だけではなく、メイクを落とす際のクレンジングも見直しが必要です。

クレンジングにはオイルタイプやクリームタイプ、ミルクタイプなどがありますが、オイルタイプは最も洗浄力が高いため、乾燥による粉吹きが起きているときは控えたほうがよいでしょう。クリームタイプやミルクタイプは、水溶性と油溶性の潤い成分がバランス良く配合されており、ベースメイクなどの汚れを優しく取り除けるのでおすすめです。

肌への負担を減らすため、クリームタイプは手のひらで温めてから使いましょう。ミルクタイプは普段より多めの量で、らせんを描きながら肌に馴染ませます。力を入れすぎないように注意して、優しく馴染ませてください。

◇顔全体の乾燥が気になる場合はフェイスマスクを


顔全体の乾燥が気になる方は、保湿成分を含んだフェイスマスクで、しっかりと保湿ケアをするのがおすすめです。フェイスマスクは、普段使っている化粧水をローションマスク用のシートに含ませたものでも構いません。化粧水なら使用後にベタつくこともなく、しっかりと保湿できるので、スキンケア後の化粧ノリも格段によくなります。

◇部分的な乾燥が気になる場合はコットンパックやマッサージを


部分的な乾燥が気になる方は、コットンパックで保湿しましょう。コットンにたっぷりと化粧水を含ませて、乾燥が気になる部分に数分間貼るだけなので、手軽に保湿ケアができます。

また、乳液や美容液を塗ったときに、下から上へ引き上げるように簡単なマッサージをするのもおすすめです。マッサージをすることで、化粧水や乳液・美容液などのスキンケア成分が浸透しやすくなります。

粉吹きを防ぐには、肌への刺激を減らし、十分な保湿ケアをすることが大切だということです。これからは、たっぷりの泡で優しく洗顔し、フェイスマスクやコットンパックで十分に保湿ケアをするよう心がけましょう。



これで粉吹き知らず!乾燥を防ぐベースメイクのコツ





粉吹きを防ぐ洗顔とスキンケア対策ができたら、次に行なうのはベースメイクです。乾燥を防ぐベースメイクのコツを紹介しますので、しっかりと覚えて取り入れてください。

  • 1. スキンケアのあとすぐにベースメイクを始めるのではなく、5分ほど放置します。余分な油分が浮いてきたら、顔全体を軽くティッシュで押さえます。余分な皮脂を抑えておくことで、ファンデーションがヨレて粉吹きを起こすのを防ぎます。

  • 2. 下地クリームは保湿した肌を粉吹きから守り、ファンデーションできれいな肌に仕上げるために大切なものです。パール大の下地クリームを、おでこ、鼻先、両頬、あごの5点に置き、顔の中央から外側に向かって丁寧に伸ばしていきましょう。ヨレやすい小鼻まわりとあご先は、下地クリームの量をやや少なめにするのがきれいに仕上げるポイントです。

  • 3. ファンデーションを塗る際には、おでこに3点、両頬に2点ずつ、あごに1点の、計8点に分けて置きます。ファンデーションを厚塗りすると化粧崩れの原因になるので、なるべく薄塗りを意識しましょう。なお、パウダーファンデーションは粉吹きが目立ちやすいので、リキッドタイプのファンデーションを使うことをおすすめします。

  • 4. 水を含ませたスポンジで、肌に置いたファンデーションを全体に広げていきます。頬など顔の中心は、スポンジでトントンと叩くようにして伸ばし、馴染ませます。輪郭は、内側から外側へ伸ばしていきましょう。スポンジに水を含ませることで密着感がUPするため、ツヤのあるベースメイクに仕上がります。

  • 5. フェイスパウダーをつける場合は、プレスされていないタイプのものを選びます。フェイスパウダーをブラシに含ませたら、フェイスパウダーの蓋の縁にブラシの持ち手部分を当て、トントンと軽く2~3回叩きます。ブラシに含ませた余分な粉が落ちるので、一度だけ軽くのせる程度で終わらせます。

余分な皮脂を抑えてから下地クリームを塗り、リキッドタイプのファンデーションを丁寧に伸ばしていくことで、粉吹きが起こらないベースメイクに仕上がります。


◇粉が吹いてしまった場合の化粧直し方法


冷房や暖房の効いた室内で長時間過ごしていると、朝はきれいに仕上がっていたベースメイクも、時間が経つにつれ乾燥して粉が吹いてしまうことがあります。そんなときに役立つ化粧直しの方法を紹介します。

  • 1. ティッシュで軽く押さえ、余分な皮脂を取り除きます。

  • 2. 粉吹きが気になる部分に、乳液やクリームなどの保湿アイテムを重ねます。
    ※口まわりの粉吹きが気になる場合は、メントール効果のないリップクリームを使うのもよいでしょう。

  • 3. 保湿した部分には、フェイスパウダー・コンシーラー・ハイライトなど、ファンデーション以外のものを重ねます。
    ※乾燥した肌にファンデーションだけを重ねたとしても、粉吹きは改善されません。

粉が吹いてしまったときは、この3つのステップで化粧直しをしましょう。

なお、顔全体の乾燥が気になるときの応急処置には、携帯ミストがおすすめです。ミストタイプの化粧水が、ファンデーションの上からでもしっかりと肌を保湿してくれます。お気に入りの化粧水をスプレーボトルに入れて、化粧直しやリフレッシュにも使うのもよいでしょう。



まとめ



見た目が気になる粉吹き肌の原因は、肌が乾燥していることにあります。間違った洗顔方法や紫外線の影響、摩擦などで角層が傷つくと肌が乾燥しやすくなるので、念入りに保湿ケアをすることが大切です。洗顔やスキンケア、クレンジング方法を見直すと同時に、高保湿のアイテムやフェイスマスクなどを使って、十分に保湿しましょう。

また、粉吹きを防ぐベースメイクは、下地クリームとリキッドファンデーションをトントンと軽く叩くようにして、肌に馴染ませるのがきれいに仕上げるコツです。紫外線の影響を避けるため、日焼け止めなどのUVケアも忘れずに行ないましょう。

「アイテムを増やしたくない」「ベースメイクの時間を短縮したい」という方には、下地や日焼け止めの効果を含むBBクリームがおすすめです。BBクリームなら1本でベースメイクができるので、短時間でメイクを仕上げたい方にもぴったりです。

できることは全部やったけれど粉を吹いてしまったときは、応急処置として、ファンデーションの上から使える携帯ミストで顔全体を保湿する方法もあります。お出かけの際などに携帯ミスト持ち歩いておくと安心です。



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アスリジエLAB

アスリジエLAB.編集部

桜花媛が運営するアスリジエLAB(ラボ)の編集員で構成。メイクやスキンケアのヒントをお届けしています。アスリジエの名前は「明日のわたしがもっと花開く」という願いを込めて、日本語の「あす」とフランス語の「スリジエ(桜)」から生まれました。
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