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マスクは紫外線対策に有効?日焼け止めの塗り方やポイントについて解説|BBクリームの桜花媛


マスクは紫外線対策に有効?日焼け止めの塗り方やポイントについて解説|BBクリームの桜花媛


近年は感染症の流行により、マスクを着用するのが当たり前の毎日になっています。

こうした生活のなかで、「マスクで顔の半分は隠れるから、メイクが手抜きになりがち」「マスクをしているからスッピンでも大丈夫」などという声も耳にします。

しかし、ここで気になるのは「紫外線対策は大丈夫なのか」という点です。日差しが少しずつ強くなるこれからの季節は、紫外線対策が欠かせません。

そこで今回の記事では、マスクの紫外線対策効果や日焼け止めの塗り方、マスク着用時の紫外線対策のポイントについて紹介します。



マスクは紫外線対策に有効なのか?



マスクを着用している部分の肌には紫外線が直接あたらないため、マスク自体に紫外線対策効果があると思っている方がいるかもしれません。

では、実際にはどうなのでしょう。

◇マスク着用時の紫外線対策効果を実験


化粧品などの販売を手がけている「花王」が、興味深い実験をしています。

実験の内容は、紫外線を浴びると肌が紫色に変化する人形に不織布のマスクを着用し、顔全体に紫外線をあてるというものです。

実験の結果、日焼け止めを塗らずに紫外線をあてた場合は、アゴや頬などマスクで覆われている部分も紫色になったことから、マスクを着用している場合でも紫外線が肌あたっていることがわかりました。

そもそも、マスクはウィルスや花粉などの異物が、体内に侵入するのを防止するためのアイテムです。そのため、一般的な不織布マスクに「紫外線対策効果はない」という結果がでるのも、当然といえば当然です。

◇紫外線対策に効果的なマスクも


今は一般的な不織布マスク以外にも、さまざまなマスクが販売されています。そのなかには紫外線対策に効果的なマスクもあります。

ここでは、暑くなるこれからの時期におすすめのマスクを選ぶポイントを、3つ紹介します。

  • ・UVカット機能があるマスクを選ぶ

  • マスクのなかにはUVカット機能が備わったものがあります。紫外線対策として購入する際にチェックしたいのは、「紫外線遮断率」と「UVカット率」の値です。

    紫外線遮断率が表示されているマスクなら、100%に近い数値のものを選びましょう。数値が高いほど、より多くの紫外線を遮ることができるのでおすすめです。

    一方、UVカット率が表示されているマスクの場合は、UPF40以上のものがおすすめ。

    UPFの数値は「20分間素肌のままでいて肌が赤くなる程度の紫外線量」を想定しています。例えばUPF30の場合、20分×30倍で10時間程度は日焼けを防げる機能があるということを示しています。

    これがUPF40であれば、20分×40倍で約13時間は日焼けを防げる機能があるということになります。

    なお、UPF40以上は数値に応じて分類される「良」「優」「秀」のなかで、最もレベルの高い「秀」に分類されているため、紫外線対策を目的としてマスクを使いたい方に最適です。

    また、紫外線を透過させにくい綿素材や、混合素材(ポリエステル+ウレタンなど)のマスクもおすすめです。

  • ・利用シーンに合わせて選ぶ

  • さまざまな形状があるマスクのなかから日常的に着用するものを選ぶなら、鼻からアゴまでカバーできる一般的なフェイスマスクタイプをおすすめします。ビジネスシーンやプライベートタイムでも、違和感なく使えるでしょう。

    なお、アウトドアで着用する場合は、顔の下半分から首元までをカバーできる、フェイスカバータイプがおすすめです。

    強い日差しを浴びて、首元や襟足が日焼けするのを防いでくれます。

  • ・通気性の良いものを選ぶ

  • マスクをしていると息苦しく感じる方も多いのではないでしょうか。紫外線が気になる季節は気温や湿度が高くなる日も多いため、サージカルマスクなど密閉性の高いものをつけていると余計に息苦しさを感じることもあります。

    また、汗で蒸れてメイクが崩れたり、熱中症になったりなどのトラブルも起こりやすくなります。

    蒸れや息苦しさ、熱中症などを予防するには、通気性の良い綿やリネンなどの素材を使ったマスクを選ぶのも良い方法です。

    なかには通気口を設けたマスクなどというものもあるため、素材や形をチェックしてみるのもよいでしょう。


日常的にマスクをしていると、ついついメイクが手抜きになりがちですが、一般的なマスクには紫外線対策効果がありません。紫外線対策をしたいなら、マスクの選び方を工夫したり、UVケアを徹底するなどの工夫が必要です。

UVカット機能があるものを選ぶのはもちろん、利用シーンに合わせてマスクの形を変えたり、通気性の良いものを選ぶようにしましょう。



基本の日焼け止めの塗り方





紫外線対策として必ず取り入れたいのは、「日焼け止めを塗る」ということです。ただし、使い方を間違えていると十分な効果を得られません。

そこで、ここでは基本的な日焼け止めの塗り方と併せて、やってはいけない塗り方についても解説します。


◇【これが基本】日焼け止めの塗り方


  1. 1.適量を7点置きする

  2. 商品のパッケージなどに記載された適量を手のひらにとり、両頬・アゴ・鼻・額・両こめかみの7点に置きます。

  3. 2.顔全体になじませる

  4. 中指と薬指を使い、日焼け止めを顔全体になじませます。その際は、両頬・額・鼻・口周り・フェイスライン・目の周りの順番で、丁寧になじませましょう。あまりこすらないようにすることもポイントです。

    また、日焼けしやすい額や頬骨の高い部分、こめかみは、日焼け止めを重ね塗りして重点的にUVケアをしましょう。

  5. 3.塗りムラをなくす

  6. 小鼻の周辺や髪の生え際、耳の後ろやまぶたなどは、塗りムラになりやすい部分です。ムラにならないように注意しながら、丁寧に日焼け止めをなじませます。

  7. 4.適量を首・襟足に塗る

  8. 首や襟足はアスファルトからの照り返しなどで日焼けしやすい部分であるにもかかわらず、意外と見落としやすいものです。忘れずに日焼け止めを塗りましょう。

    適量を手のひらににとり、首と襟足の数カ所に置いてから伸ばしていきます。その際、シワが入りやすい首は、下から上に向かって日焼け止めをなじませるのがポイントです。

◇やってはいけない日焼け止めの塗り方


  • ・手のひらですり合わせる

  • 日焼け止めを両方の手のひらですり合わせてから塗ると、塗り忘れや塗りムラができる原因になります。塗りムラを防ぐためにも、7点置きをしてから全体に伸ばしましょう

  • ・外出直前に塗る

  • 洗濯物を干したり、ゴミを出したりする際も肌は紫外線に晒されるため、ほんの短い時間でも、蓄積すれば肌は紫外線によるダメージを受けてしまいます。

    徹底的に紫外線対策をするなら、外出直前に日焼け止めを塗るのではなく、日焼け止めを塗るところまでを朝のスキンケアとすることをおすすめします。


一般的なマスクを着用しただけでは紫外線対策にならないため、日焼け止めを塗ることはとても大切です。日焼け止めの効果を最大限に活かすためにも、正しい塗り方で紫外線対策をしましょう。



マスク着用時の紫外線対策のポイント





ファンデーションがマスクに付いてしまうように、日焼け止めもマスクに付く可能性があります。では、マスク着用時の紫外線対策は、どのようにすれば良いのでしょうか。

ここでは、ポイントとなる5つについて解説します。

◇マスクでこすれやすい部分には日焼け止めを重ね塗り


マスクを着用していると、こすれやすいゾーンがあることに気付くはず。基本の塗り方で紹介した方法で日焼け止めを塗ったあと、こすれやすいゾーンには重ね塗りをしましょう。

マスクでこすれやすい両頬・アゴ・鼻・フェイスラインのゾーンを、「チューリップゾーン」と呼びます。日焼け止めを重ね塗りする際は、このチューリップゾーンを意識することが大切です。

◇日焼け止めはこまめに塗り直す


日焼け止めは汗や水で濡れたり、マスクでこすれたりするうちに落ちてしまうことがあります。日焼け止めが落ちてしまうと紫外線対策の効果が得られなくなるため、こまめに塗り直す必要があります。

特に、マスク着用時は、普段よりもこまめに塗り直しをするのがおすすめです。目安として2~3時間ごとに塗り直すとよいでしょう。

◇日焼け止めを塗る前に保湿ケアを


肌が乾燥していると、うるおいのバランスが崩れるため、皮脂の分泌が過剰になります。保湿ケアをせずに乾燥した肌に日焼け止めを塗ると、皮脂崩れの原因になるため注意が必要です。

日焼け止めを塗るまでを、スキンケアとして習慣にするのがおすすめですが、時間が足りない方やスキンケアが面倒という方には、乳液と日焼け止めが一緒になったタイプのものがおすすめです。


◇日焼け止めはたっぷりと


効果的な紫外線対策をするためには、使用する日焼け止めの量が重要です。 例えば、日焼け止めのパッケージなどに記載されているSPF値は、1平方cmの皮膚に対して2mgの日焼け止めを塗ったときの数値です。これを基準として適量を決めると、思ったよりも厚塗りになります。

しかし、ほとんどの方は、推奨されている量の半分程度しかつけていないといわれているため、それでは十分な効果が得られません。紫外線対策のため、日焼け止めはたっぷり使いましょう。

なお、日焼け止めの種類によっても推奨される量は変わるため、使用前に確認しておくことおすすめします。

◇去年の日焼け止めは使用しない


古い日焼け止めには雑菌などが繁殖している可能性が高いため、去年のものは処分するなどして使わないようにしましょう。

一般的に、日焼け止めは3ヵ月以内に使い切らないと、紫外線対策の効果を発揮しないともいわれています。開封後は中身も酸化して劣化するため、3ヵ月以内に使い切るよう注意しください。



まとめ



一般的な不織布マスクは紫外線を通してしまうため、マスクを着用しただけでは紫外線対策効果はないとの実験結果がでています。

紫外線対策としてマスクを着用するなら、紫外線遮断率やUVカット率が表示されているものを選びましょう。

なお、十分な紫外線対策をするなら、やはり日焼け止めを塗るのがおすすめです。商品ごとに推奨されている量をたっぷりと、顔全体にムラなく塗って日焼けを防ぎましょう。

毎日の生活のなかで、日焼け止めを塗るところまでを朝のスキンケアとするのがおすすめですが、時間がない方には桜花媛のBBクリームがおすすめです。

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アスリジエLAB

アスリジエLAB.編集部

桜花媛が運営するアスリジエLAB(ラボ)の編集員で構成。メイクやスキンケアのヒントをお届けしています。アスリジエの名前は「明日のわたしがもっと花開く」という願いを込めて、日本語の「あす」とフランス語の「スリジエ(桜)」から生まれました。
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