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ノンシリコンのBBクリーム、オイルフリーのBBクリームの特徴とは?メリットとデメリット|BBクリームの桜花媛


ノンシリコンのBBクリーム、オイルフリーのBBクリームの特徴とは?メリットとデメリット|BBクリームの桜花媛


「ノンシリコン」や「オイルフリー」と謳ったBBクリームを見かけたことがあるでしょうか。
化粧品に配合されているシリコンやオイルは安全性が高く、化粧品にさまざまな役割を与えるために配合されています。
それらを配合していないBBクリームにはどのような特徴やメリットがあるのでしょうか。
今回は、「ノンシリコン」や「オイルフリー」のBBクリームについて掘り下げていきます。



化粧品に配合されるシリコンとは



◇シリコン(シリコーン)とは?


一般的には「シリコン」と呼ばれることが多いですが、化粧品をはじめとする工業製品の材料として使われるものは「シリコーン」が正しい名称です。

※当コラムでも以下「シリコーン」と記載します。

シリコーンはケイ素を含む有機化合物です。ケイ素は自然界ではケイ石という石として存在しており、このケイ石からケイ素を取り出し、加工を経てシリコーンが出来上がります。
シリコーンは、用途に応じてシリコーンオイル、シリコーンゴムなどの形状があり、化粧品を含む工業分野、食品分野、医療分野で幅広く使用されています。

◇シリコーンの特徴と化粧品に配合される理由


シリコーンにはさまざまなメリットがありますが、多くの化粧品にシリコーンが配合される理由には以下のようなものがあげられます。
  • 密着性がよくなる
  • 撥水性がよくなり化粧崩れを防ぐ
  • なめらかさやツヤを与える
ベースメイクの役割を担うBBクリームには、肌をなめらかにつややかに見せる効果が欠かせません。また、すぐに崩れてしまわないよう、長時間密着して化粧崩れしないような設計にしなければなりません。そのためBBクリームをはじめとしたファンデーションや化粧下地には多くの場合シリコーンが配合されています。

また、シリコーンは非常に安全性が高く、酸化もしづらいという特徴があります。
シリコーンは肌の上では「ただ存在しているだけ」の状態なので、毛穴に入り込んだり、皮ふから吸収されることもありません。



ノンシリコン(ノンシリコーン)のBBクリームの特徴とメリット



これまで述べたように、シリコーンには機能性と安全性というメリットがあり、化粧品には欠かせない成分ですが、敢えてシリコーンを配合しないノンシリコン(ノンシリコーン)のBBクリームにはどのような特徴・メリットがあるのでしょうか。

◇ノンシリコン(ノンシリコーン)のBBクリームの特徴とメリット


シリコーンは非常に安定性が高く、そのため肌に長時間密着して化粧崩れを防いでくれるのですが、落ちにくいという特徴があります。そのため多くの化粧品はクレンジング剤で落とすことが推奨されています。

シリコーンを配合していないBBクリームならばクレンジングの必要がありません。クレンジング剤を使うと乾燥してしまう方、クレンジング剤は使いたくないという方にはシリコーンが配合されていない化粧品のほうが適しているでしょう

洗顔料でオフすることができると謳った化粧品にはシリコーン不使用のものが多いので、お肌にできるだけ負担をかけずにメイクをしたい人にはノンシリコン(ノンシリコーン)の化粧品がおすすめです。


◇ノンシリコン(ノンシリコーン)のBBクリームのデメリット


ノンシリコン(ノンシリコーン)BBクリームは、シリコーンによるなめらかな質感やさらっとした使用感、仕上がりのツヤ感を得にくいというデメリットがあります。
そのため、ノンシリコン(ノンシリコーン)BBクリームを使用する場合はもともとのお肌がある程度良い状態であることも大切といえるでしょう。

また、化粧崩れしやすい場合もあるので長時間化粧直しができないシーンでの利用には適さないと言えます。ノンシリコン(ノンシリコーン)のBBクリームを使う場合はこまめな化粧直しが必要です。




オイルフリーBBクリームの特徴・メリット



◇オイルフリーのBBクリームの特徴とメリット


オイルフリーのBBクリームには、どのような特徴とメリットがあるのでしょうか。

オイルフリーBBクリームは、オイル(油分)を使用していない、配合していないBBクリームです。
そのため、オイル特有のしっとり感やベタつきが気になる方でも使うことができるのが特徴です。

また、油分が含まれていると水分やその他の成分と均一に混ざるよう界面活性剤を使うことが多くなります。
オイルを配合していないため界面活性剤を不使用にできるので、界面活性剤で肌にトラブルが出てしまう方、界面活性剤を使いたくない方にはおすすめです。

脂性肌でテカりやすい肌の方にもオイルフリーのBBクリームはおすすめです。

◇オイルフリーBBクリームのデメリット


オイルフリーBBクリームのデメリットはオイルを配合することで得られるテクスチャーのなめらかさないため伸ばしにくい場合があることです。テクスチャーの硬いのでムラになりやすいという声もきかれます。
購入の際はテスターやサンプルなどで塗り心地を試してから購入するとよいでしょう。




ノンシリコン( ノンシリコーン)・オイルフリーのBBクリームを選ぶ際のポイント



◇ノンシリコン(ノンシリコーン)BBクリームを選ぶ際のポイント


ノンシリコン(ノンシリコーン)のBBクリームを選ぶ際は、ノンシリコン(ノンシリコーン)と謳っているものを選ぶのがひとつの指標です。

「石けんで落とせる」と書いてあるBBクリームもシリコン(シリコーン)を使用していないことが多いです。

シリコン(シリコーン)が配合されているかどうかは、成分表を見て確かめることができます。

シリコンが入っているBBクリームの場合、以下のような成分が成分表に記載されています。
  • ジメチコン
  • アモジメチコン
  • シクロペンタシロキサン
  • シクロペンタシロキサン
  • フェニルトリメチコン
これらの表記がないものはノンシリコン(ノンシリコーン)のBBクリームであると考えられます。

◇オイルフリーBBクリームを選ぶ際のポイント


オイルフリーのBBクリームにはオイルフリーや油分フリー、油分不使用の表記がありますので、それを目安に選びましょう。




まとめ



ノンシリコン(ノンシリコーン)のBBクリームも、オイルフリーのBBクリームも、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。

シリコーンやオイルが配合されているから良い・悪いではなく、それぞれの特徴を知ったうえで、ぜひ自分に合うBBクリームを見つけて、毎日のメイクを楽しんでみてください。


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アスリジエLAB

アスリジエLAB.編集部

桜花媛が運営するアスリジエLAB(ラボ)の編集員で構成。メイクやスキンケアのヒントをお届けしています。アスリジエの名前は「明日のわたしがもっと花開く」という願いを込めて、日本語の「あす」とフランス語の「スリジエ(桜)」から生まれました。
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