乾燥肌の毛穴開きの原因とは?正しいスキンケア方法やメイクのポイントも解説|BBクリームの桜花媛
「毛穴が開いているのが気になる」という方は、多いのではないでしょうか。
毛穴が開いていると、皮脂とファンデーションの混ざったものが毛穴に詰まる、いわゆる「毛穴落ち」の原因となるばかりか、毛穴がより強調されて目立ってしまいます。
毛穴落ちは、肌が乾燥して毛穴が開くために起こりやすくなります。では、なぜ肌が乾燥すると毛穴が開いてしまうのでしょうか。
この記事では、乾燥肌でも毛穴が目立つ原因や、乾燥肌の方におすすめの毛穴対策とスキンケア方法、乾燥で毛穴が気になる人向けのメイクのポイントについて解説します。
乾燥肌でも毛穴が目立つ?その原因とは
乾燥肌でも毛穴が目立つ原因には、「毛穴の詰まりによるもの」と「毛穴のたるみによるもの」、この2つのタイプがあります。それぞれ詳しく紹介します。
◇毛穴の詰まりによるもの
美容に関心の高い方であれば、「毛穴が詰まるのは皮脂が多く分泌されるから」とイメージする方もいるでしょう。しかし、「皮脂が多い=オイリー肌」ではありません。乾燥肌でも皮脂が多く分泌されることは十分にありえます。
まず、肌が乾燥しているということは、肌の水分量そのものが少なくなっているということ。その状態では、肌を外部刺激から守るためのバリア機能も低下してしまいます。
そのため、肌の自己防衛機能が働いて、皮脂を多く分泌し、水分を保持したままバリア機能を高めようとします。
ところが、皮脂が過剰に分泌されることで、毛穴が詰まりやすくなり、毛穴が目立ってしまうのです。
皮脂による毛穴詰まりがオイリー肌だけの問題ではないことが、これでわかっていただけたのではないでしょうか。
皮脂以外では、落としきれなかったメイクが毛穴に詰まってしまうこともあります。メイクを落とさずに寝てしまったり、クレンジングを適当に済ませてしまったりすることも、毛穴詰まりの原因になります。
また、肌のバリア機能を低下させる原因も乾燥だけではありません。人間関係や長引くマスク生活などによるストレスも、その原因となっているのです。
◇毛穴のたるみによるもの
乾燥肌の場合、肌の水分保持力が低下し乾燥することでハリがなくなり、肌がたるんでしまいます。肌が乾燥すると皮脂の過剰分泌にもつながるうえ、毛穴に詰まった皮脂が毛穴を押し広げてしまい、余計に毛穴が目立つことにもなります。
年齢を重ねた女性の場合は加齢による筋肉の衰え、コラーゲンやエラスチンなどの減少が原因で肌の弾力がなくなり、肌のたるみにつながるのです。
このように、肌がたるむことで毛穴にもたるみが起きてしまうため、乾燥肌と加齢による肌の衰えが重なると、毛穴のたるみが余計に目立ちやすくなります。
毛穴のたるみは頬に多く見られるため、「マスクで隠れるから大丈夫」と放置してしまいがちです。
しかし、実際にはマスクを外した際に一気に水分が蒸発し、肌を乾燥させてしまいます。皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まり、毛穴のたるみが広がるなどの繰り返しとなり、悪循環に陥ってしまうというわけです。
こうして見てみると、乾燥肌でも毛穴が目立つ原因は「乾燥」そのものにあることがわかります。
乾燥肌の人におすすめの毛穴対策・スキンケア方法
乾燥肌で毛穴が目立つ方は、どのような毛穴対策やスキンケアをすれば良いのでしょうか。ここではポイントを3つに分けて紹介します。
◇クレンジング・洗顔を丁寧に行なう
まず、毛穴詰まりが原因の場合は、クレンジングと洗顔を丁寧に行なうことが重要です。クレンジングと洗顔を丁寧に行なうことで、メイクやホコリなどの汚れが毛穴に詰まるのを防げます。
ただし、乾燥肌の方は洗浄力が強いクレンジングや洗顔料を使うことで、肌に必要な皮脂も落としてしまい、乾燥肌を悪化させる可能性があります。
乾燥肌で毛穴の詰まりが気になる方は、保湿成分が含まれているクレンジングや洗顔料を選びましょう。
クレンジングであれば、オイルタイプよりもクリームタイプやミルクタイプがおすすめです。
クリームタイプのクレンジングは手のひらで温めてから、ミルクタイプのクレンジングは普段より多めの量を使うのがポイントです。
洗顔は、保湿成分を含むも洗顔料を選び、たっぷりと泡立てて優しく洗います。うまく泡立てられないという方は、洗顔用の泡立てネットなどを利用するとよいでしょう。
ゴシゴシこすると肌の角層を傷つけてしまい、余計に乾燥しやすくなります。手のひらで泡を滑らせるようにして、優しく洗いましょう。
また、乾燥肌の方は、28度くらいのぬるま湯で丁寧にすすいでください。普通肌の方は30~32度くらい、オイリー肌なら34~35度くらい、混合肌なら28~32度くらいが最適です。
◇保湿ケアを怠らない
毛穴が目立つ原因が毛穴のたるみによる場合、しっかりと保湿ケアをすることが重要です。セラミドやヒアルロン酸などの、保湿成分が含まれている化粧水や乳液を選びましょう。
そして、洗顔後はすぐに化粧水をつけます。洗顔後の肌は乾燥しやすいため、時間を置かずにスキンケアをすることが大切です。
顔全体の乾燥が気になるなら、高保湿のフェイスマスクを使ったり、普段使っている化粧水でローションパックをしたりして、しっかりと保湿ケアを行ないましょう。
化粧水が肌になじんだら、乳液またはクリームを塗ります。これは、肌の水分が蒸発しないようにフタをするという役目があるため、忘れずに行なってください。
なお、たるみが気になる方は、レチノール入りの美容液をスキンケアに取り入れるのもおすすめです。
また、気温が下がると空気中の水分量も少なくなる傾向にあるため、季節に合わせた保湿ケアをすることも大切です。
◇肌を乾燥から守るためには生活習慣も大切
クレンジング・洗顔・保湿ケアと、乾燥肌の方におすすめの毛穴対策やスキンケアを紹介しましたが、もう一つ忘れてはいけないことがあります。それが、生活習慣です。
まずは、バランスの良い食生活を心がけましょう。美容のために野菜を取り入れることは大切ですが、野菜だけの食生活では美肌は作れません。
肉や魚など、タンパク質を含む食品をしっかり食べることも大切です。
バランスの良い食生活をするには、食事を作る際にできるだけたくさんの食材を使うように心がけ、好き嫌いなく何でも食べるようにすることです。
同じものばかり、好きなものばかり食べているという方は、この機会に食生活を見直してみることをおすすめします。
また、睡眠時間を確保することも、肌のターンオーバーを正常にするために重要です。特に、22時~2時の間は肌のゴールデンタイムといわれているため、質の良い睡眠をとれるように努めましょう。
湯船に浸かって体を温めたり、お風呂上がりに軽い運動をするのもおすすめです。睡眠の質を高めるとともに、肌の保湿にもつながります。
乾燥肌の方は、丁寧なクレンジングと洗顔で汚れを落とし、しっかりと保湿ケアをすること、生活習慣を見直すことで毛穴対策をしていきましょう。
乾燥で毛穴が気になる人向けのメイクのポイント
乾燥肌で毛穴が気になるという方は、ベースメイクの選び方やファンデーションの塗り方にも注意が必要です。
ここでは、ベースメイクの2つのポイントについて紹介します。
◇ベースメイクの選び方
乾燥肌の場合、肌のバリア機能が低下して敏感になっているため、香料や防腐剤など肌に刺激を与えそうな成分が含まれていないか、確認して選ぶようにしてください。「低刺激」「敏感肌用」などの表示があるものは、肌への刺激が少ないのでおすすめです。
化粧下地は、ホホバオイル、シアバターなどの植物オイルが含まれているものや、セラミド、ヒアルロン酸などの保湿成分が含まれているものを選びましょう。
肌の角質層に浸透しやすい植物オイルは、乾燥肌の方に向いています。
また、紫外線からの刺激を防ぐために、日焼け止めや日焼け止め効果のある化粧品を選ぶのもポイントです。
ファンデーションはマット系よりも、ツヤが出るタイプのものがおすすめです。クリーミーなツヤは、肌が潤っているように仕上がるため乾燥肌の方にぴったり。
サラサラしたテクスチャのものよりも、肌にスーッとなじむやわらかいものを選ぶようにするのがポイントです。
◇ベースメイクのポイント
ベースメイクに欠かせないファンデーションには、パウダータイプやリキッドタイプなどがありますが、いずれも毛穴を隠すために厚塗りするのはNGです。ファンデーションの厚塗りは化粧崩れの原因になるため、薄く塗るようにしましょう。
乾燥肌の方には、パウダータイプよりもリキッドタイプのファンデーションがおすすめです。スポンジを使って塗ることで、ふっくらした仕上がりになります。
リキッドファンデーションを少量スポンジにとり、顔の内側から外側に向かってのばします。その際、スポンジで叩き込むように仕上げるのがポイントです。
また、毛穴の皮脂とファンデーションが混ざって毛穴に詰まることを「毛穴落ち」といいますが、これを防ぐためにフェイスパウダーを軽くのせるのもおすすめです。
乾燥肌で毛穴が気になるという方も、油分の配合量が多いものを選んだり、ツヤが出るタイプのファンデーションを選んだりすることで、肌が乾燥するのを防げます。
毛穴落ちしないように、ベースメイクを薄塗りにするのもポイントです。
まとめ
肌が乾燥するとバリア機能が低下するため、自己防衛機能が働いて皮脂を多く分泌します。これが、乾燥肌でも毛穴詰まりが起こる原因です。
乾燥は肌や毛穴のたるみも引き起こしてしまうため、しっかりと保湿することが大切です。
また、毛穴詰まりを防ぐ対策としては、クレンジングと洗顔を丁寧に行ない、メイクやホコリなどの汚れをしっかり落とすことがポイントとなります。
健康な肌を作るため、生活習慣も見直してみましょう。
メイクをする際は、低刺激で日焼け止め効果のあるもの、リキッドタイプでツヤが出るタイプのファンデーションなどを選ぶことをおすすめします。
桜花媛のBBクリームなら、肌への刺激も少なく、日焼け止めの効果も含まれているため、乾燥肌の方にもぴったりです。
これ1本で、気になる毛穴をカバーしながらベースメイクも完了します。
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アスリジエLAB.編集部
桜花媛が運営するアスリジエLAB(ラボ)の編集員で構成。メイクやスキンケアのヒントをお届けしています。アスリジエの名前は「明日のわたしがもっと花開く」という願いを込めて、日本語の「あす」とフランス語の「スリジエ(桜)」から生まれました。
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